コーヒー豆を洗う

コーヒーの生豆をハンドピック(選別)したら豆を洗う。
『生豆を洗う???』
そう思った方も多々いるだろう。
別に生豆を洗わずそのまま焙煎しても何の問題もない。
ではなぜ洗うのか?
それは…






おいしくなるから(笑)
それだけでは無い。
コーヒー豆の産地では、結構汚い水で豆を洗っている場合も有り、そのまま乾燥された豆はかなり汚れているのである。
生豆を洗うことで、豆の汚れも落ちると同時に『チャフ』も洗い流せるのだ。
チャフとは生豆の表面についている薄皮のことである。
チャフが洗い落とせると言うことは、焙煎している過程でチャフが飛ばなくなるので台所が汚れない!
すると・・・







奥さんや彼女も怒らない…(笑)
豆を洗うことで、ただ焙煎しただけのコーヒーよりもひと味もふた味もおいしくなるのである。
その上汚れないと言うのは1石二鳥所かそれ以上の効果があるのである。

豆の洗い方

コーヒー豆を洗う
コーヒー豆を洗う
・分量の豆をボールなどに入れ、最初の1回は水を入れたらすぐに水を切る。
・2回目以降は米を研ぐような感じで手のひらで揉むように洗う。
強く揉み過ぎて豆の表面を傷つけないように!


チャフがはがれた様子
チャフがはがれた様子
画像はチャフを分かりやすくする為ボールに水を張ったままにしています
・チャフがはがれてくるようになったら流水にし、両手でかるく豆を揉みながら洗う。
画像は1回目の揉み洗いをした状態。
かなり水が濁って、チャフも沢山はがれて来る。
・チャフが出なくなり水も濁らなくなったらザルなどにあけ、タオルかキッチンペーパーなどで水分を拭き取る。
洗う時はあまり時間をかけすぎないように!1~1分30秒で水洗い終了!
○ 神経質になるほど水分を拭き取らなくても良いです。焼いているうちに水分は飛ぶので(笑)
よく、『豆を洗うと味が落ちるんじゃない?』と言う方がいるが、全くそのような事は無い
そりゃぁ10分も20分も洗えば味は落ちる。
ちなみに30分水に漬けて放置してみたら、茶色いエキスが出てきた。
コーヒー豆が焼く前から茶色のエキスを出すのは初めて知った。
多分カフェインか何かなのだろう。こうなってしまうと焼いても不味い。
しかし1分程度の水洗いではその成分は出てこないのである。
騙されたと思って一度洗ってみると良い。
洗った物と洗わない物を比べてみると良いだろう。
それでも洗わない方が良いと頑なに思うのであれば洗う必要は全く無い。
個人の好みの問題なので。
っと、ここまで出来たらいよいよ焙煎である。