タンザニア AA++ンゴロンゴロ

タンザニア AA++ウンゴロゴロ 生豆
タンザニア AA++ウンゴロゴロ 生豆
タンザニア産のコーヒー豆 AA++ウンゴロゴロ
Jamhuri ya Muungano wa Tanzania
(ジャムフリ・ヤ・ムーンガノ・ワ・タンザニア)
通称タンザニア連合共和国のアルーシャ地区原産のコーヒー豆。
このAA++ウンゴロゴロは、従来までのAAグレードを超越えたグレードとして付けられ、その品質はかなりのものである。
私自身もこの豆をかなり気に入ってしまい、ここ半年で15kg以上の生豆を購入している。
どれほど美味しいかと言うと、今までブラックコーヒーが嫌いで飲めなかったと言う知人(女性)に飲ませた所、
『コーヒーってこんなに美味しいものだったんだ!』
と、涙ながらに云わしめた程の物である。

タンザニア AA++ウンゴロゴロの特徴

  • 原産国タンザニア連合共和国
  • 生産地アルーシャ地区
  • 輸出業者テイラーウィンチ
  • 品種ブルボン、ケント
  • グレードAA++
  • 精製方法ウォッシュド
  • 収穫時期10月~2月

生豆の色はかなりグリーン。
この豆の特徴として、かなり薄皮(シルバースキン)が付いているので、そのまま焙煎するとかなりのチャフが飛ぶ。
エチオピアモカ アイベックスG3もかなりチャフの多い豆だが、AA++ウンゴロゴロはそれの比ではない程のチャフの量である。
水洗いするとチャフで排水溝の網が詰まるほどの量が出ます。
焙煎する時は一度生豆を水洗いして、チャフを落としてから焙煎することをオススメします。
そうする事で雑味も無くなり、すっきりした美味しいコーヒーに焙煎する事ができます。
チャフが多いことは欠点にも聞こえがちですが、逆に言えば生豆の鮮度が長く保たれると覚えておくと良いでしょう。

タンザニア AA++ウンゴロゴロの焙煎度と味・香り

焙煎したタンザニア AA++ウンゴロゴロ
焙煎したタンザニア AA++ウンゴロゴロ
画像はミディアムローストとハイローストの中間あたりの焙煎度です。
1ハゼ終了後1分半ほど焙煎を続け、2ハゼが始まる前で焼き止めした焙煎度です。
AA++ウンゴロゴロの焙煎はこの位が最も味・香が良く引き立つと思います。
生豆を水洗いしてチャフを落とした生豆の水分をタオルなどでよく拭き取り焙煎を開始します。
この豆は焙煎直後からお菓子のような甘い香りがしてきます。
シナモンロースト辺りから甘い香りの度合いが増し、チョコレートっぽい香りがしてきます。
終始甘い香りが漂い、1ハゼ終了後1分半辺りの若干煙が出てくる頃が甘い香りのピークを迎えます。
この時に焼きを止めてやれば、この豆の香りと味が一番引き立つ状態に焙煎できます。
焙煎後数日経った豆からも強い甘い香りが漂うほど香り高い豆です。
味は香りと同じく甘みが強く、それに負けないぐらいのコクがあり、遠くの方で酸味が出て、苦味は殆ど無いスッキリした味わいの、いつまでも飽きることなく飲めるコーヒーです。
苦いのが好きな方は、もっと深く焙煎すれば苦味は出せますが、香りと甘みはなくなります。
逆に酸味が欲しい方は浅煎りにすれば酸味は出ますが、浅煎り過ぎるとエグミも出ます。
好みにもよりますが、私がここ数年で飲んだコーヒーの中では1・2位を争うほど美味しい豆です。

ロースト手順はこちらを参照